正しい頭皮の洗い方とは?シャンプーのポイントやフケや臭いなどについても

掲載日:2020.07.16 更新日:2020.07.22

この記事の監修 アンファー株式会社

正しい方法で頭皮を洗えていますか?臭いやフケで悩んでいる方は、頭皮をうまく洗えていない可能性があります。そこで今回は、正しい頭皮の洗い方について詳しく解説します。また頭皮を正しく洗わないことより起こるトラブルや、ドライヤーやタオルドライなど頭皮を洗った後のケア方法のポイントも紹介します。正しい方法で洗髪を行って頭皮トラブルを起こさないようにしましょう。

正しい頭皮の洗い方とは?

髪の毛のブラッシング

正しい頭皮の洗い方は以下の通りです。

  1. ①髪を洗う前にブラシでとかす
  2. ②頭皮と髪を予洗いする
  3. ③シャンプーをしっかりと泡立てて洗う
  4. ④髪の毛の流れに逆らうように丁寧にすすぐ
  5. ⑤2度目は頭皮をマッサージしながら洗う
  6. ⑥洗い残しがないように丁寧にすすぐ

①髪を洗う前にブラシでとかす

髪を濡らす前に、まずは頭皮全体を手で軽くマッサージをし、ブラシを使って髪の毛のもつれをほどいていきましょう。この時、根本からとかすと切れ毛の原因となることもあります。毛先から行うことで、髪を傷めることなく、ほぐすことができます。

②頭皮と髪を予洗いする

頭皮と髪をしっかりとぬるま湯を使って濡らしましょう。シャンプー前の予洗いで、頭皮や髪の汚れの約7割を落とすことができるといわれています。 予洗いで汚れを落とすことなくシャンプーをしてしまうと、汚れの混じった泡で頭皮を洗うことになるので、丁寧に予洗いすることをおすすめします。

また予洗い・シャンプー共に、お湯の温度は35~40℃にすると、皮脂汚れも落としやすくなるでしょう。

③シャンプーをしっかりと泡立てて洗う

手のひらにシャンプーを取り、しっかりと泡立ててから頭皮全体、そして髪の毛になじませます。その後、指の腹を使い、頭皮を優しく洗っていきます。
洗う順番は、えりあしから後頭部、そして側頭部へ進み、頭頂部、前頭部、最後に生え際と進むとよいでしょう。

④髪の毛の流れに逆らうように丁寧にすすぐ

すすぎは、髪の毛の流れに逆らうように行います。後頭部やえりあし部分は洗い残しをしやすい箇所ですから気を付けて丁寧にすすぎましょう。

⑤2度目は頭皮をマッサージしながら洗う

1度目のシャンプーをすすぎ終えたら、もう一度シャンプーを手のひらに取り、2度目のシャンプーに進みます。2度目は特に頭皮をマッサージするように行うのがポイントです。爪を立てず、指の腹を使って丁寧に洗いましょう。

⑥洗い残しがないように丁寧にすすぐ

1度目のすすぎと同様、髪の流れに逆らうようにシャンプーを洗い流します。指の腹を使い、シャンプーが残らないよう、気を付けてすすぎをしましょう。

頭皮を正しく洗わないと起こるトラブルとは?

頭皮を正しく洗わないと、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

  • 臭い
  • かゆみ
  • フケ
  • べたつき
  • など

臭い

予洗いやすすぎの際のシャワー温度が高すぎるなどで、頭皮に必要な皮脂まで取り除き乾燥を引き起こすことがあります。乾燥から頭皮を守ろうと皮脂を過剰に分泌させることがあり、こうなると皮脂をエサとするマラセチア菌が過剰に増殖し、頭皮から嫌な臭いを発生します。

また、皮脂分泌が増えると、頭皮に皮脂はもちろん古い角質や老廃物が溜まりやすくなり、臭いの原因になることもあります。

かゆみ

正しく頭皮が洗えておらず乾燥すると、乾燥性湿疹といった炎症が起こることもあり、頭皮にかゆみを感じる恐れがあります。
また、皮脂が多く過剰なかゆみを感じる場合には、脂漏性皮膚炎の可能性も考えられます。放置したままにしておくと、脂漏性脱毛症など抜け毛に繋がることもあるので、症状が強い場合には、医師の診察を受けましょう。

フケ

フケには、乾燥からくる「乾性フケ」と、過剰な皮脂が原因となる「脂性フケ」があります。どちらも洗髪方法が正しくないことで起こる可能性があり、頭皮の乾燥から起こる乾性フケであれば、パサついた小さなサイズのフケが出ます。また、皮脂が過剰に分泌されるとベタッとして、大きいフケである脂性フケが発生します。

べたつき

皮脂で頭皮がべたつく場合には、過剰に皮脂が分泌されているかもしれません。シャンプーで皮脂を落としすぎることで乾燥を引き起こし、頭皮に必要な皮脂がなくなることで、防衛反応を起こし皮脂を過剰に分泌させてしまうのです。

洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったり、1日に何度もシャンプーをしたりするなど、頭皮の洗い方が間違っていることで起こります。

その他頭皮を洗う際のポイント

ドライヤーを使う

頭皮を正しく洗うには、他にどのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。
3つのポイントをご紹介します。

  • タオルドライは丁寧に
  • 洗髪後は必ずドライヤーで乾かす
  • 洗いすぎには注意!
  • など

タオルドライは丁寧に

洗髪後、ドライヤーをかける前に、タオルで水分をふき取りましょう。そっと髪の毛を包み込み、タオルに水分を吸わせるようにドライするのがおすすめ。濡れた髪は傷みやすいので、ゴシゴシとタオルでこするのはNGです。

タオルドライの順序は、洗髪後、毛先の水分を取ったら髪全体をタオルで覆うようにして頭皮の水分を吸い取ります。タオルの上から指の腹を使って、優しくマッサージするようにもみ込むことで、髪の摩擦を少なくしながら水分をふき取ることができます。

頭皮の水分が取れたら、髪の中間から毛先をタオルで優しく拭いていきます。優しく包み込むようにドライしましょう。

洗髪後は必ずドライヤーで乾かす

髪は熱に弱いため、ドライヤーをかけると傷むのでは?と考え、自然乾燥をする人もいますが、頭皮が濡れたままでは、菌が繁殖しやすくなります。ドライヤーは必ずかけましょう。
また、濡れた髪は、髪の表面を保護しているキューティクルが開いていますから、ダメージを受けやすい状態。正しい方法で素早く乾かすことが大切です。

タオルドライをした後に、髪から20cm離してドライヤーをかけます。髪は熱に弱いですから、このくらい離すことで傷めにくくなります。その際、風は髪の根本に当てるよう指を通しながら乾かし、1ヶ所に集中して風が当たらないよう注意しましょう。根元にドライヤーをかけることで、熱が毛先に伝わり乾かしやすくなります。

7~8割程度、乾いてきたら冷風に切り替えてドライヤーをかけます。温風から冷風へ切り替えると、髪のキューティクルが引き締まるため、熱ダメージを軽減しながらツヤのある髪に仕上げることができますよ。

洗いすぎには注意!

頭皮が皮脂でベタベタする、いつも清潔にしておきたいなどの理由で1日に何度もシャンプーする人もいますが、これはおすすめできません。シャンプーの回数は1日1回が最適。その日の汚れをその日に落とすよう、タイミングは睡眠前が良いでしょう。

もちろん、長期間洗わないなどシャンプーの回数が少ないと皮脂が頭皮に残り脂性フケの原因になりますが、洗いすぎも頭皮トラブルの原因となるので押さえておきましょう。

正しく頭皮を洗って、頭皮トラブルを起こさないようにしましょう

正しい頭皮の洗い方について解説しました。毎日行っていることだからこそ、正しい方法で行うことが重要です。

頭皮を正しく洗わないと、臭いやかゆみ、フケや皮脂のべたつきが発生することがあります。皮膚炎になっていて放置してしまうと、抜け毛に繋がる恐れもあるので、そのような症状が出た場合には、医師の診察を受けるなど早めに対処するようにしましょう。

また、洗った後のケアも大切です。自然乾燥は頭皮の菌が繁殖しやすくなるためNG。いきなりドライヤーをかけるのではなく、タオルドライをして水分をふき取ってからドライヤーをかけましょう。

正しい方法を知ることで、頭皮トラブルを対策することができるので、ぜひ実践してみてください。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。