頭皮が硬い?硬い基準や原因・改善方法、白髪との関連性についても解説

掲載日:2020.07.16 更新日:2020.07.27

この記事の監修 アンファー株式会社

頭皮が硬い原因には、生活習慣の乱れなどで血行が悪くなっているなど、さまざまなものが挙げられます。硬いままにしておくと、白髪や頭痛、嫌な臭いなどに繋がる恐れもあります。頭皮が硬いと感じたら、本当に硬いのか確認をして、改善するようにしましょう。そこで今回は、頭皮が硬い基準や原因、頭皮マッサージや食生活などの改善方法についても解説します。

頭皮が硬い基準とは?

ふと頭皮を触ってみて「硬いかも?」と感じても、普段から頭皮を意識的に触っていないと、どのくらいの硬さが正常なのか分かりませんよね。また、他人の頭皮を触る機会はあまりないので、どのくらいが硬いのか判断に迷うこともあるでしょう。

頭皮の硬さは、以下のような方法で確認することができます。

両手の指で頭皮全体を掴み、円を描くように動かし、頭皮と指が一緒に動くか確認する

指を動かしているにも関わらず頭皮が動かない場合や、骨に直接触れているような感覚がある時には、頭皮が硬くなっている可能性があります。

頭皮が硬い原因とは?

頭皮が硬い原因とは

頭皮が硬い大きな原因の1つとして挙げられるのは、血行不良です。以下のようなことが原因で血行不良が起こり、頭皮を硬くしてしまう可能性があります。

  • 生活習慣の乱れ
  • 過度の喫煙やアルコールの過剰摂取
  • 目の疲れ
  • 過度なストレス
など

生活習慣の乱れ

現代人は運動不足になりがちです。仕事や家事で体を動かす習慣がついていればよいのですが、移動する時もクルマを使っていたり、テレワークで通勤をすることがなかったりすれば、慢性的に運動不足になっているかもしれません。運動することで、心肺機能を高め、血液を全身に循環させることができます。

また、睡眠はストレスを排出してくれますが、睡眠不足が続くとストレスを溜め込み血管を収縮させ、血行不良を起こす可能性があります。十分な睡眠を心掛けるとよいでしょう。

過度の喫煙やアルコールの過剰摂取

タバコに含まれるニコチンは体内の血管を収縮させる作用があるため、血流を悪くし、頭皮を硬くする原因になります。また、過度のアルコール摂取は体を冷やし血行不良を起こしやすいため、適量に留めておくようにしましょう。

目の疲れ

仕事でパソコンの画面を見る時間が長い人や、スマホを見る時間が長い、長時間ゲームをすることがある場合などは、目が疲れている可能性が高いです。目を酷使することも、血行不良の原因となりますから、時々目を休めるなど工夫をしましょう。

アイマスクや蒸しタオルを使って目を温めたり、お風呂にゆっくり浸かったりすることでも目をリラックスさせ、血流改善が期待できます。

過度なストレス

ストレスを受けると交感神経が優位となり、過剰なアドレナリンを分泌します。そのせいで、体が緊張するため、血行不良を起こしやすくなります。こうなると頭皮の硬さはもちろん、髪を育てるための栄養素も届けにくくなります。

頭皮が硬いことで起こる可能性がある症状

白髪

髪の毛を着色するメラニン色素は、毛母細胞の近くにある細胞「メラノサイト」によって作られています。しかし、血行不良で頭皮が硬くなっている場合、必要な栄養素が届けられずにメラノサイトの機能が低下してしまい、白髪になる恐れがあります。

頭痛

血行不良により頭皮が凝り固まっていることが原因で、頭痛となることがあります。頭皮は、顔や首、肩回りの筋肉とも繋がっている部分です。頭皮をほぐすことで、頭痛だけでなく、首や肩の凝りも同時にほぐす効果もあります。肩や首をいくら揉んでも症状が緩和されない時には、頭皮をほぐしてみましょう。

臭い

頭皮が硬く、血行不良を起こすと頭皮環境が良くない状態になります。栄養が届きにくくなり、ターンオーバーが乱れることで、皮脂の過剰分泌を起こし、頭皮の臭いが気になることもあるでしょう。他に、毛穴詰まり、フケなどが発生することもあります。

頭皮が硬いのを改善する方法

頭皮が硬いのを改善する方法

頭皮の硬さを改善するためには、下記のような方法がおすすめです。

  • 頭皮マッサージ
  • 生活習慣の改善
  • バランスの取れた食生活
  • 体を温める
など

頭皮マッサージ

肩や首が凝った時に、マッサージをしてほぐす人も多いでしょう。頭皮も同様にマッサージをすることでコリを取り、血流を改善させ柔らかな頭皮の状態にする効果が期待できます。

おすすめの頭皮マッサージは、後頭部の生え際にある「風池」のツボを押すこと。肩こりや首の疲れに効くツボですが、ここをほぐすことで頭皮の血流の改善効果が期待できます。
後頭部の真ん中のくぼみから、左右それぞれ横2本分ずらした部分になります。親指の腹で、痛みを感じない程度にゆっくりと押してください。
日々の習慣にすることで、頭皮を良い状態に保てるでしょう。

生活習慣の改善

血行を良くして頭皮の硬さを和らげるために、生活習慣の改善に取り組みましょう。
ストレス解消、血行促進のために睡眠が大切です。睡眠時間は6時間以上確保することはもちろん、スムーズに入眠するための環境作りにも取り組んでください。

例えば就寝前のスマホ、パソコンなどの操作は脳を覚醒させてしまう恐れがあります。寝る1時間前からは触らないなどルールを作り、睡眠の質を高めましょう。
また、過度な飲酒や喫煙は血行不良の原因となります。控えめにしておきましょう。

バランスのよい食生活

糖分や塩分が多い飲み物や食べ物を好んで摂ると、血行の悪化を助長します。また、高カロリーや高脂質の食べ物も同様に血行不良を引き起こし、さらに皮脂の過剰分泌の原因になることも。

頭皮の状態を良くするために、毎日の食事を見直し、バランスのよい食生活を目標にしてください。

特に頭皮を健やかに保つ効果があるビタミンAや血行促進作用が高いビタミンE、さらに髪の主成分であるケラチンを生成するのに欠かせないタンパク質などを摂るのがおすすめです。
肉類にはビタミンB群やタンパク質が多く含まれていますし、小松菜などの野菜類はビタミンA、ナッツ類はビタミンEを豊富に含んでいます。
またレバーや卵黄にはビタミンAが含まれていますよ。

これらは頭皮の血行促進に効果的ですが、ご紹介した食材にこだわりすぎるのも良くありません。さまざま食材を使って、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

体を温める

体を温めると、全身の血流を良くするので、結果的に頭皮の血行促進にも繋がります。忙しい毎日の中で、シャワーで済ませてしませてしまう人もいるかもしれませんが、湯船に浸かり体を芯から温めるようにしましょう。マッサージも血行促進効果がありますから、おすすめです。

また、夏場などは冷たい飲み物が欲しくなりますが、体を冷やしてしまう恐れがあります。なるべく常温や温かい飲み物を選ぶようにしてください。根菜やショウガなどは体を温める効果が期待できますから、飲み物や食べ物で摂るのもよいでしょう。

頭皮が硬いのは血行不良が原因の場合も!生活習慣の改善で対策しよう

頭皮が硬い原因や症状についてご紹介しました。あまり人の頭皮を触る機会はないため、どれくらいだと頭皮が硬いのか判断に困ることもあるでしょう。頭皮の硬い基準についても紹介したので、ぜひ試してみてください。

生活習慣の乱れや目の疲れ、過度なストレス、そして喫煙やアルコールの過剰摂取など、私たちの日々の生活の中に、頭皮が硬くなる原因が潜んでいます。何気なく行っている生活習慣を改善することや、バランスのよい食生活を心掛けることは、頭皮だけでなく健康を維持する面でも大切なこと。ぜひこの機会に改善に取り組んでみましょう。

また、頭皮マッサージは習慣にすることで血行を良くして硬さを和らげ、健康で美しい髪の成長も期待できます。冷え性の女性も多く、血行も悪くなりがちです。入浴をしてしっかりと体を温めることや、冷たい飲み物を避け、常温や温かいものを選ぶとよいでしょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。