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【 毛髪診断士監修 】頭皮がボコボコでかたい!リンパが原因って本当ですか?対策方法も合わせてご紹介

掲載日:2020.02.18 更新日:2022.07.19

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

ふとした時に気になる頭皮のボコボコ

頭皮をふと触ってみたら、ボコボコとしている!そのような場合、頭皮がコリ固まっていたり、老廃物がたまったりしている可能性が考えられます。また、できものやニキビの場合も。頭皮がボコボコになる原因や状態のチェック方法、さらに改善法についてもご紹介します。

頭皮にできるボコボコの正体

頭皮をふと触ったらボコボコと凹凸を感じることがあります。頭皮の血行不良による地肌のコリであることが多く、ボコボコとまでいかなくても、ブヨブヨしている、弾力がないなども血行不良の地肌のコリが原因です。また頭皮も皮膚のため、ニキビのようなできものができることもあり、この場合は触れると痛みを感じることもあります。

血行不良のコリ

冷え性など、血行がよくないと感じている女性も多く、こうした場合は血行不良のコリである可能性があります。女性は筋肉量が男性に比べて少ないため、血行不良になりやすく、頭皮も末梢神経に支配されているため、手足と同じく血行が滞ってしまうのです。

また、デスクワークで一日中パソコン作業をしている場合も肩や首に凝りが生じやすく、頭部への血行不良にもなります。

できもの

頭皮に触れて痛いと感じる場合は、ニキビのようなできものや毛のう炎である可能性があります。頭皮は毛穴が密集しているだけでなく、髪の毛が生えているので、通気性が悪く、できものの原因となる細菌や真菌が繁殖しやすいのです。

また、頭皮も皮膚であることからターンオーバーを行いますが、このターンオーバーが乱れることで、皮膚が厚くなり頭皮ニキビができやすくなることもあります。頭皮がふくらんでいる場合は、脂肪腫や粉瘤、石灰化上皮腫等の病気である可能性もあるため、病院で診察してもらうとよいでしょう。

頭皮の状態をチェックする方法

頭皮の状態をチェックする方法をご紹介します。

頭頂部をグーっと押す

まず指の腹で頭頂部を3秒くらい、グーっと押してみましょう。きもちいいと感じ、肌自体も弾力があるようであれば、頭皮は健康です。

もし押した時に痛みを感じ、頭皮が硬く、押しても弾力がない場合は、過度に緊張している頭皮の状態と考えられます。この場合、血行不良になってリンパの流れも悪いため、老廃物が頭皮に溜まっている可能性も。逆に軟らかすぎてブヨブヨしている場合にも、血行が悪い状態と考えられます。

頭皮が動くか確認する

次に、指の腹で頭皮を押し、前後左右に動かしてみましょう。前や後ろの部分が動くか確認し、指で押さえる位置を横にして全体的に確認します。この時にスムーズに頭皮が動かない場合は、頭皮が凝り固まっている可能性があります。

頭皮の色を確認する

頭皮が赤みを帯びている場合は、日焼けや、炎症、湿疹の可能性があります。肌の色に近い茶色や黄色の場合は、体調がよくない、また紫外線を浴びた時など、頭皮が硬くなって、このような色に見えることがあります。頭皮が青みを帯びた肌色の場合は、透明感があれば健康であることが多いですが、色が白すぎる、また透明感がない場合は乾燥しているかもしれません。血行が悪かったり、乾燥していたりすると栄養が髪の毛や毛穴まで届かず、薄毛や抜け毛になりやすくなることもあります。

頭皮のボコボコを自分で改善する方法

コリがある場合

頭皮にコリがある場合、ブラッシングで頭皮を刺激するのも効果的です。シャンプー前などに丁寧にブラッシングするように習慣づけるようにしましょう。

また、凝り固まった頭皮を直接マッサージすることで、ほぐすことができます。頭皮のマッサージ前に、リンパ管が集中しているのに滞りやすい部分をマッサージすることでリンパの流れを良くすると効果的ですので、やり方をご紹介します。

【リンパの流れを良くするマッサージ】
  • 脇の下、鎖骨部分を5秒から10秒程押します。
  • 髪の生え際を円を描くようにマッサージ。耳の周りには大きな静脈が集中しているため、耳の周りを円を描くようにしっかりとマッサージするのがお勧めです。
  • 首と肩の間部分を5秒から10秒ほど押し、ウォーミングアップ完了です。

こうして、リンパの流れが良くなったら、頭皮のマッサージを行います。

【頭皮マッサージ】
  • 両手を「恋人つなぎ」のように組み合わせ、前頭部から手の腹で圧をかけます。
  • 頭頂部に圧をかけます。頭頂部は側頭部に比べ血管が細く、高い位置にあることから重力の関係で血液が特に行き渡りにくい場所です。念入りにマッサージし、血行促進を促しましょう。

    この際、百会と呼ばれるツボを押すのも効果的です。百会のツボは頭頂部にあり、左右の耳を結んだラインと、眉間の中心のラインをつないだ場所にあります。ここを、「イタきもちいい」くらいに15回から20回ほど指圧しましょう。百会は、自律神経と繋がっていると言われ、全身の血液の機能を整えることが期待できます
  • 後頭部に圧をかけ頭部のマッサージとツボ押しを終えたら、耳の下から首を通って鎖骨までリンパが流れるように優しく指で流します、最後に、脇の下、鎖骨をマッサージするとリンパの流れがよくなり、頭部にあった老廃物も流れていくでしょう。

できものがある場合

シャンプーは、洗浄力が強すぎると必要な皮脂を落としてしまうので、 頭皮の乾燥を引き起こし、バリア機能が低下する原因に。これにより頭皮が炎症を起こす可能性があります。このような場合、自分の頭皮に合う洗浄力のシャンプーに変え、毛穴を詰まらせないようにするとよいでしょう。また、洗いすぎで皮脂を取り過ぎてしまい、過剰に皮脂を分泌して頭皮ニキビができてしまうこともありますので注意しましょう。

また、シャワーで済ませず湯船に入り、自律神経を整えることも大切です。自律神経を整えることでホルモンバランスが正常になり、ニキビの予防に繋がります。湯船に入ることで、血行が良くなりリンパの流れを促進して老廃物を流す効果も期待できるでしょう。

さらに、枕カバーなどの頭皮に触れるものは清潔に保ち、頭皮の環境を整えることも大切です。何度も繰り返す、症状がひどいできもの、ニキビの場合には皮膚科に相談しましょう

正しいケアとマッサージで健康的な頭皮へ!

頭皮にできるボコボコの正体

頭皮の血行不足で、ボコボコやブヨブヨになることがあります。また触れて痛みを感じる場合には、毛のう炎などのできものが原因となっていることがあります。

頭皮の状態をチェックする方法

頭頂部をグーっと押して肌に弾力がある場合は健康です。押した時に痛みがある、弾力がないブヨブヨしている時は緊張状態や血行不良、老廃物が溜まっていることも。また頭皮が動かない時には凝り固まっている可能性があります。頭皮の色が白すぎたり透明感がなかったりする場合には、乾燥していることも考えられます。

頭皮のボコボコを自分で改善する方法

コリがある場合はブラッシングや頭皮マッサージで刺激しほぐすとよいでしょう。できものがある場合は、自分に合う洗浄力のシャンプーで毛穴を詰まらせないようにし、頭皮の皮脂分泌を正常にするようにしましょう。湯船に入ることで自律神経を整え、老廃物を流し、ニキビの予防にも繋がるでしょう。症状がひどいできものやニキビの場合は皮膚科に相談しましょう

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

注目キーワード |
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よくある質問

A.

薄毛のひとの頭皮の特徴として、皮脂腺が大きくなっていることが挙げられます。皮脂腺から分泌される皮脂が過剰に分泌されると毛孔に角栓を形成し、それが原因で毛根周囲に炎症が起こりやすくなります。したがって、頭皮の皮脂が多いことは抜け毛が増える原因のひとつと考えられます。

A.

紫外線は波長によって、UVA・UVB・UVCの3つに分類されます。このうち頭皮・肌に悪影響を与えるのは UVA・UVBの2種類です。紫外線は頭皮・肌に対して、シミ・シワや炎症を起こす原因と言われ、皮膚の乾燥や老化を促進させます。紫外線量が多い日は、通気性の良い帽子をかぶり紫外線から頭皮を守りましょう。

A.

フケは頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものです。ここに皮脂や汗などの分泌物が混じって、悪玉の細菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。フケがたまるとカユミがでるのはそのためで、頭皮に炎症や腫れを引き起こす場合もあります。また、カユミから引っかいたりすると頭皮が傷つき、毛根部分の血行障害が起こりやすくなります。いずれにしても、フケがたまると頭皮が発毛しにくい環境になってしまいます。

A.

頭皮の血行を良くするには、マッサージが効果的です。血行が良くなれば、毛乳頭・毛母細胞への栄養補給がスムーズに行われます。マッサージをする場合、爪を立てずに指の腹で揉み込むように行います。頭全体を包み込むように押さえ、適度に力を入れたり抜いたりしながら約5分間ゆっくりとマッサージすると良いでしょう。

A.

主に表皮・真皮・皮下組織の3つに分かれています。毛髪とその3つの皮膚が接している部分を毛包といいます。その毛包の一番下に毛乳頭があり、その周りにある毛母細胞が細胞分裂をして毛髪がつくれられます。毛母細胞はケラチンという皮膚に存在するたんぱく質成分を取り込み毛幹をつくるので、皮膚の一部ともいえます。

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