頭皮がカサカサする原因は?症状や対策方法について解説

掲載日:2020.07.03 更新日:2020.07.03

この記事の監修 アンファー株式会社

頭皮がカサカサするけど原因が分からない、という方も多いのではないでしょうか?シャンプー方法が良くない、洗髪回数が適切でないなど、さまざまな理由でフケやかゆみを引き起こします。そこで今回は、頭皮がカサカサになる詳しい原因や対策方法を解説します。また、病院ではどのような薬を使うのかも紹介しますので参考にしてみてください。

頭皮がカサカサになる原因とは?

頭皮がカサカサになる原因には、主に以下のようなものが挙げられます。

  • シャンプー方法や洗髪回数が適切でない
  • ストレス
  • 冬季の乾燥
  • アトピー性皮膚炎
  • など

シャンプー方法や洗髪回数が適切でない

シャンプーの方法が間違っていたり、洗髪回数が適切でなかったりすることで、頭皮がカサカサになる可能性があります。

1日に2回など、シャンプーを過度に行うことで頭皮の乾燥を引き起こすことも。シャンプーの回数は1日1回で十分なので、洗いすぎないようにしましょう。
また、熱すぎるシャワーも要注意。40℃以上のお湯は、頭皮に必要な皮脂まで取り除いてしまう恐れがあります。

ストレス

ストレスは皮脂のバランスを乱れさせ、ターンオーバーに影響を与えます。頭皮バリアが低下すると乾燥に繋がることも。精神的なものだけでなく、運動不足や睡眠不足などの体内環境が不健全な状態でストレスが溜まりやすくなります。

冬季の乾燥

冬になると乾燥が気になるため、顔や手などの保湿を心掛ける女性も多いでしょう。頭皮も皮膚の一部なので、同様に乾燥しやすくなります。

エアコンの暖房も空気を乾燥させやすく、温風が頭皮に直接当たればさらに乾燥しやすくなるでしょう。
また、屋内の暖房により外との温度差が大きくなることも乾燥の原因になります。

アトピー性皮膚炎

頭皮がカサカサしている理由を「乾燥が原因だ」と決めつけるのもよくありません。アトピー性皮膚炎など肌の疾患から頭皮がカサカサになることもあるためです。
頭皮も肌の一部なのでアトピー性皮膚炎である場合は、頭皮も影響を受けます。アトピー性皮膚炎の場合、肌バリアが弱くなってしまうため乾燥しやすく、湿疹やかゆみに繋がることがあります。

頭皮がカサカサの場合に起こりうる症状

頭皮がカサカサしていると、どのような症状が起こるのでしょうか。代表的な4つの症状についてご紹介します。

  • フケの発生
  • かゆみ
  • 臭い
  • 抜け毛
  • など

頭皮が乾燥した場合、フケが発生することがあります。乾燥からくるフケは「乾性フケ」と呼ばれるタイプのもので、パサパサと細かいサイズのフケが大量に出ることが多いです。
また、乾燥からくるかゆみは、頭皮のバリア機能が低下していることで起こります。気になってつい肌を掻いてしまいがちですが、刺激を与えて傷つけてしまうとかゆみだけに収まらず、頭皮トラブルに発展してしまうこともあります。

頭皮が乾燥していると思っていたら、外に皮脂が多く、中が乾燥しているインナードライ肌になっている可能性も。こうなると乾燥を感じながらも皮脂が多いため、臭いが発生することがあります。

さらに頭皮が乾燥して血行不良となると、髪を育てるために必要な栄養が届かず、抜け毛が増え、薄毛を引き起こすこともあります。頭皮は髪を育てる土台なので、「たかが乾燥」と思わず、早めに対処しましょう。

頭皮のカサカサを対策する方法

頭皮のカサカサを対策するためには、下記のような方法を試してみましょう。

  • ヘアケア剤の見直し
  • ヘアローションやオイルで保湿
  • カラーやパーマを控える
  • ストレスを解消する
  • など

ヘアケア剤の見直し

いつも使っているシャンプーが原因で、頭皮が乾燥している場合があります。
シャンプーに含まれる成分が頭皮に合わないことや、洗浄力が強すぎることでも乾燥に繋がります。頭皮に必要な皮脂を残しながら洗える洗浄力がマイルドなタイプを選ぶとよいでしょう。

ヘアローションやオイルで保湿

ヘアローションやオイルなどを使って頭皮を保湿することで、乾燥を対策できることもあります。頭皮に塗布するだけで効果が期待できるので、特に皮脂が不足しがちなシャンプー後、ドライヤーをかける前に使用してみましょう。肌が敏感という方は、無添加など自分の肌質と相談しながら選んでください。

オイルでの保湿は、乾燥だけでなく、ドライヤーの熱や紫外線からも守ってくれます。頭皮の水分バランスを保ちながら乾燥を改善してくれますから、ヘアケアの一部として使用するのもおすすめ。

カラーやパーマを控える

カラーやパーマは施術の際にアルカリ性の薬剤を使うため、弱酸性の頭皮に刺激を与え、乾燥しやすくなります。乾燥が気になっている場合には、これらを控えることで症状を改善できる可能性があります。

ヘアスタイルを維持するために継続してかけたいのであれば、施術後のヘアケアをしっかり行い、カラーやパーマの持ちを良くして、かける間隔を伸ばすのもよいでしょう。

ストレスを解消する

ストレスを受けることで、自律神経のバランスが乱れて緊張状態となり、血管が収縮し血流が悪化します。ターンオーバーも影響を受け、頭皮の乾燥を招くほか、髪を作るのに必要な栄養素が届かず、抜け毛や薄毛の原因になってしまうこともあります。

ストレス解消のために、ウォーキングなど軽い運動を生活に取り入れてみましょう。幸せホルモンといわれる「セロトニン」や「エンドルフィン」が分泌されることで、リフレッシュ効果や血行促進効果が期待できます。

また睡眠不足もストレスがたまる原因になり、体調不良にも繋がるため、十分な睡眠時間はもちろん、質の良い睡眠を目指しましょう。体の修復を行ってくれる成長ホルモンは、深く眠りに入ることで多く分泌されるといわれています。
就寝前は照明を暗くする、テレビやスマートフォンの画面を見ないなど工夫をし、スムーズに入眠できるようにしましょう。

頭皮のカサカサがひどい場合は医師の診察を受けましょう

頭皮のカサカサがひどい場合には、病院に行き医師の診察を受けるようにしましょう。乾燥がひどい状態が続いているにも関わらず、放置していると抜け毛や薄毛など深刻な状況になることもあります。

皮膚科での治療は、ステロイドやケトコナゾールなどの外用薬や、新陳代謝を促すために、ビタミンB2、B6が処方されることがあります。 もし乾燥だけでなく抜け毛や薄毛も気になる場合には、頭髪専門外来で診察を受けるのもよいでしょう。

頭皮がカサカサしていたら、放置せず早めに対策しよう

頭皮がカサカサになる原因や症状、対策方法について解説しました。普段行っているシャンプーの方法が良くなかったり、洗髪回数が多すぎたりすると頭皮が刺激を受け乾燥を引き起こすこともあります。

また、季節によっては頭皮も他の皮膚と同じように乾燥しやすくなるので、ヘアローションやオイルなどで保湿を心掛けてください。

シャンプーなどのヘアケア剤を自分の頭皮に合うものに見直すことや、ストレスを解消することで改善がみられることがあります。
カラーやパーマを継続的にかける女性もいますが、頭皮を乾燥させやすくなります。なるべくかけない方が負担は軽く済みますが、施術後のケアをしっかり行い、持ちを良くすることもおすすめです。

セルフケアでの改善で効果が見られない場合や、症状がひどい場合には医師の診察を受けるようにしてください。悪化すれば抜け毛や薄毛に繋がる危険性もあります。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。