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【 毛髪診断士監修 】ドライヤーをしないと、フケがでやすくなるって本当?

掲載日:2020.02.18 更新日:2023.05.24

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

頭皮にできるゴマのような粒の正体

髪を洗った後に、ついついめんどくさくて乾かさずに寝てしまうという人も少なくないようです。

でも、ドライヤーをしないまま放置していると、フケがでやすくなってしまう可能性があることをご存知ですか?

しかし、洗髪後にドライヤーをしないままでいると、この皮膚常在菌のバランスが崩れてしまうことがあるのです。
その結果、脂漏性皮膚炎になってしまったりして、湿ったままの状態を放置することで頭皮が不潔になり、フケやかゆみの症状がでることがあります。

頭皮の健康状態を保つために、ドライヤーを使用してできるだけ早く乾かす習慣をつけましょう。

自然乾燥は、フケの原因になります

ドライヤーの熱は髪に良くないからという理由で自然乾燥にしているというケースをよく耳にします。
しかし、実は、自然乾燥も頭皮や毛髪にとってダメージが多いのです。
では、自然乾燥の場合、どのようなダメージがおきるのでしょうか。

濡れた髪の毛を放置しておくと、頭皮が長いこと湿った状態になっています。
頭皮の皮膚常在菌の中にマセラチア菌などのカビ菌がいるのですが、カビ菌が好む環境は「ほどよい温度と多湿」なのです。
つまり、洗髪後の頭皮は、カビ菌が繁殖するのに最適な環境になるのです。
カビ菌が頭皮で異常繁殖してしまうと、雑巾のようなくさい臭いがするようになったり、炎症をおこしてフケやかゆみがでたりすることも。

自然乾燥は菌の繁殖を促してしまい、頭皮環境を悪化させる原因となります。

自然乾燥は頭皮だけでなく、髪にもダメージを与えます

ドライヤーを使わないと、髪や頭皮が長時間濡れた状態になります。
濡れた状態が続くと頭皮で雑菌が繁殖するだけでなく、髪の毛にもダメージを与えてしまいます。
また、髪の毛が乾く時に水分が蒸発して気化していきますが、その際に熱を奪われて一時的に頭皮が冷えます。
その結果、頭皮が血行不良になってしまう可能性があるのです。

頭皮は毛細血管を通じて、髪を育てるのに必要な栄養を受け取っています。
しかし、血行が悪くなると必要な栄養素が受け取れなくなってしまい、薄毛や抜け毛の原因に。

さらに、髪の毛はキューティクルという薄い細胞の層で包まれ保護されていますが、濡れた状態だとキューティクルが開いて剥がれやすくなっています。
キューティクルが開いていると、髪の内部にある水分が蒸発してしまうために、髪がパサパサになってしまうのです。

キューティクルは、乾くと閉じる構造になっているので、水分が逃げ出さないうちにすばやく髪を乾かしてあげることが大切です。

気になるフケ対策に、正しくドライヤーを使いましょう

髪の毛はタンパク質から作られており、タンパク質は加熱すると構造が変化して元には戻りません。

タンパク質は乾いた状態より濡れた状態のほうが熱で変化しやすいといわれています。
そのため、ドライヤーで濡れた髪を乾かすと痛む、といわれますが、それは正しいのです。

しかし、ドライヤーも正しい使い方をすれば、髪にダメージを与えることはありませんから安心してください。

正しくドライヤーを使う

正しくドライヤーを使う

ドライヤーの吹き出し口からでる熱風は100度近いといわれています。
そのため、ドライヤーで髪を乾かす時は、10~20 cmほど離して、同じところにばかり風が当たらないように心がけましょう。

また、濡れている髪をドライヤーだけで乾かすことは、時間がかかるためダメージを与えてしまう可能性が高まります。
ドライヤーを使う前には、乾いたタオルで水分をしっかりと拭き取るようにしましょう。

その際、ゴシゴシこすると頭皮や髪の毛にダメージが加わるので、髪の毛をタオルで挟み込むようにして、優しくポンポンと叩く程度にすると良いのです。

また、7~8割程度を熱風で乾燥し終えたら、残りは冷風に切り替えると、キューティクルが引き締められてツヤのある美しい髪になります。

(まとめ)ドライヤーをしないと、フケがでやすくなるって本当?

洗髪後にドライヤーをしないと、フケがでやすくなります

洗髪後にドライヤーを使わず放置しておくと、頭皮に雑菌が異常繁殖してしまうことがあります。

雑菌の異常繁殖は、フケやかゆみの原因です。

頭皮の健康を守るために、できるだけ早く乾かす習慣をつけましょう。

自然乾燥は、フケの原因になります

自然乾燥では、長い時間、頭皮が湿った状態になるため、マセラチア菌などのカビ菌が異常繁殖する可能性があります。

雑菌が繁殖すると、雑巾のようなくさい臭いがする、炎症をおこしてフケやかゆみなどの症状がでるなどといったことが起こります。

自然乾燥は頭皮だけでなく、髪にもダメージを与えます

自然乾燥でダメージを受けるのは、頭皮だけではありません。
長時間濡れていると頭皮が冷えて血行不良になり、薄毛や抜け毛の原因に。

また、濡れているとキューティクルが傷つきやすいのでダメージを受けやすくもなります。

気になるフケ対策に、正しくドライヤーを使いましょう

髪の毛は、タンパク質で作られているので熱に弱いです。

ドライヤーの吹き出し口は高温になるので、遠くから当て、短時間で乾かしてください。

また、乾燥前に、乾いたタオルでタオルドライすることをお薦めします。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

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よくある質問

A.

薄毛のひとの頭皮の特徴として、皮脂腺が大きくなっていることが挙げられます。皮脂腺から分泌される皮脂が過剰に分泌されると毛孔に角栓を形成し、それが原因で毛根周囲に炎症が起こりやすくなります。したがって、頭皮の皮脂が多いことは抜け毛が増える原因のひとつと考えられます。

A.

紫外線は波長によって、UVA・UVB・UVCの3つに分類されます。このうち頭皮・肌に悪影響を与えるのは UVA・UVBの2種類です。紫外線は頭皮・肌に対して、シミ・シワや炎症を起こす原因と言われ、皮膚の乾燥や老化を促進させます。紫外線量が多い日は、通気性の良い帽子をかぶり紫外線から頭皮を守りましょう。

A.

フケは頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものです。ここに皮脂や汗などの分泌物が混じって、悪玉の細菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。フケがたまるとカユミがでるのはそのためで、頭皮に炎症や腫れを引き起こす場合もあります。また、カユミから引っかいたりすると頭皮が傷つき、毛根部分の血行障害が起こりやすくなります。いずれにしても、フケがたまると頭皮が発毛しにくい環境になってしまいます。

A.

頭皮の血行を良くするには、マッサージが効果的です。血行が良くなれば、毛乳頭・毛母細胞への栄養補給がスムーズに行われます。マッサージをする場合、爪を立てずに指の腹で揉み込むように行います。頭全体を包み込むように押さえ、適度に力を入れたり抜いたりしながら約5分間ゆっくりとマッサージすると良いでしょう。

A.

主に表皮・真皮・皮下組織の3つに分かれています。毛髪とその3つの皮膚が接している部分を毛包といいます。その毛包の一番下に毛乳頭があり、その周りにある毛母細胞が細胞分裂をして毛髪がつくれられます。毛母細胞はケラチンという皮膚に存在するたんぱく質成分を取り込み毛幹をつくるので、皮膚の一部ともいえます。

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