育毛剤は効果ない?健やかな髪を育てるための正しい使い方を解説

掲載日:2020.03.12 更新日:2020.03.12

この記事の監修 アンファー株式会社

薄毛に悩んでいる場合、「育毛剤」の使用を考える方もいるのではないでしょうか?
しかし、ちまたでは育毛剤がまったく効かなかったという声もあふれており、本当に効くのか気になるところですよね。

育毛剤は正しい情報を知り、適切に使うことで効果を発揮します。「育毛剤がまったく効かない」という人の多くは、育毛剤について間違った知識しか持っていないケースが多いのです。

そこで今回は、育毛剤の本当の効果と効果を発揮させる使い方について解説します。

育毛剤は効果がある?ない?徹底検証!

育毛剤は使う人によって効果の感じ方が違うようです。まったく同じ製品でも、「薄毛のトラブルが解消できた」という人と、「まったく改善が見られなかった」という人に分かれます。なぜ、このように意見が分かれるのでしょうか?

ここでは、育毛剤の効能と効果、トラブルが解消できなかったという人にありがちな勘違いを解説します。

育毛剤の効能・効果とよく効く髪の特徴

育毛剤とは「丈夫で美しい髪を育てる」ためのものです。今生えている髪と根元の頭皮にアプローチし、丈夫な髪を育てて脱毛を防ぐ効果があります。また、細くて弱い髪を強く太い髪に育てるので、増毛感も感じられるでしょう。

育毛剤の効果が感じられやすいのは以下の特徴を持った髪です。

  • 細い
  • ハリがなく弱弱しい

髪が細くなってきて、全体のボリュームがない、抜け毛が増えたので食い止めたい、そんなときに育毛剤が活躍してくれます。

育毛剤はどのくらいの期間使えば効果的?

育毛剤は人によって個人差はありますが、平均3~6ヶ月ほど使うことで効果を感じられます。

効果を感じられるまで最短でも数か月かかってしまうのには理由があります。私たちの髪は数か月をかけて、生えて抜けるというヘアサイクルを繰り返しています。

育毛剤はこのヘアサイクルにそって働くので、薄毛のトラブルを解消できるまで数か月かかるのです。

育毛剤が効かないという人がしがちな間違いとは

育毛剤を使ったけれど、薄毛のトラブルを解消できなかったという人がしがちな間違いは、主に以下の2つが挙げられます。

  • 育毛剤に発毛の効果があると思っている
  • 育毛剤を使った期間が短い

育毛剤に発毛の効果があると思っている

まず、育毛剤を使ったけれど意味がなかったと感じる人の多くが、育毛剤の役割を誤解しています。育毛剤は「髪を育てる」ものです。

今生えている毛を抜けにくい丈夫な髪に育てることで抜け毛を防ぎ、髪をボリュームアップさせるものですので、新しく髪を生やす効果はないのです。

すでに髪が抜けて地肌が透けてしまっている人は、育毛剤よりも「発毛剤」を使うべきなのです。

この点を誤解してしまっている人は、育毛剤を使えば髪が生えると思いがちですが、育毛剤に髪を生やす効果はないので、育毛剤ではトラブルが解決できなかったという事態になってしまうのです。

育毛剤を使った期間が短い

次に育毛剤を使う期間が短いということが挙げられます。先程説明しましたが、育毛剤は効果が出るまで少なくとも数か月が必要です。

しかし、少しの期間だけ使ってみて、効果が出ないからといって、止めてしまう人がいます。この場合も、いくら高価な育毛剤だとしても、薄毛トラブルは解消できないでしょう。

育毛剤の十分な効果を得るためには、「自分の薄毛の特徴を知る」ことと「数か月は使用を続ける」ことが大切なのです。

育毛剤に期待できる3つの効果

育毛剤には効果が出る髪の状態とそうではない状態があることを紹介しました。

では、育毛剤で得られる効果は詳しくはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは育毛剤に期待できる3つの効果を解説します。

  • 1.抜け毛の量を減少させる
  • 2.髪にハリ・コシを与えてボリュームアップ
  • 3.毛を太くすることで増毛感が得られる

1.抜け毛の量を減少させる

育毛剤の効果として「抜け毛の量を減少させる」ことが挙げられます。

薄毛の原因は抜け毛が増えてしまうことですが、なぜ抜け毛が増えるのかというと、様々な理由によって髪が細く弱ってしまうからです。

弱い髪は生えてきてもすぐに抜けてしまうので、薄毛になってしまいます。育毛剤は細くて弱い髪を強く育てることで抜けにくくし、抜け毛の量を減少させるのです。

2.髪にハリ・コシを与えてボリュームアップ

髪にハリ・コシがなくなってくると、ぺったりした髪型になってしまいます。いくらクシなどで盛り上げても、すぐにボリュームダウンしてしまい、頭が貧相に見えてしまいます。

育毛剤は弱ってぺったりしてしまいがちな髪に、ハリとコシをよみがえらせる効果があり、しっかりした髪の毛にしてくれます。

3.毛を太くすることで増毛感が得られる

育毛剤には新しく髪を生やす効果はありませんが、細く弱った髪を太くすることは可能です。髪が太くなることで、新しく髪が生えてこなくても増毛感を得ることができます。

髪が薄くなってきてしまい、地肌が透けて見えるという人は効果を実感しやすいでしょう。

育毛剤は正しく使わないと効果が薄い

育毛剤で薄毛、抜け毛対策はできますが、正しい使い方を理解した上で使用しないと、十分な効果を感じることは出来ません。

ここでは育毛剤の効果を最大限に発揮できる正しい使い方を紹介します。

  • 育毛剤はドライヤーの途中で付ける
  • 育毛剤を塗ったら自然乾燥で浸透させる

育毛剤はドライヤーの途中で付ける

朝、歯磨きをしに洗面台に行ったついでに育毛剤を付けるという人がいますが、育毛剤は髪が乾いた状態で付けるのは良くありません。また、お風呂上りにタオルドライをして育毛剤を付けるという人もいますが、頭皮が濡れたままで付けるのも良くないです。

ではいつ付けるのがベストかというと、育毛剤はドライヤーの途中の、まだうっすら湿り気が残っているタイミングがおすすめ。なぜドライヤーの途中がベストかというと、髪が乾いている状態では育毛剤が浸透しづらく、髪がまだ濡れている状態では雑菌が増殖しやすいからです。

そのため、中間のドライヤーで髪が7割程度乾いている時に付けるのがベストとされています。

育毛剤を塗ったら自然乾燥で浸透させる

育毛剤はドライヤーの途中で付けるのがベストであることを紹介しましたが、育毛剤を付けた後はドライヤーを再開させず、自然乾燥で乾かすようにしましょう。

なぜなら、ドライヤーの熱は強力なので、せっかく塗った育毛剤の成分が蒸発してしまう恐れがあるからです。

また、育毛剤を付けた直後に、育毛剤を揉みこもうとマッサージする人もいますが、育毛剤を付けてすぐに頭皮に触ると、今付けたばかりの育毛剤をぬぐい取ってしまうことになるので、マッサージは1、2分放置してからにしましょう。

育毛剤の効果を高める3つのポイント

育毛剤は効果を出すためには、付ける量やタイミングが大切ですが、効果を高めるポイントを押さえることでさらに効果を引き出すことができます。

ここでは育毛剤の効果を高める3つのポイントを解説します。

  • 1.シャンプーで頭皮を清潔にしてから使う
  • 2.頭皮マッサージで成分が浸透しやすいようにする
  • 3.食事からも髪に良い栄養を取る

1.シャンプーで頭皮を清潔にしてから使う

育毛剤は頭皮から浸透して髪を育てるので、頭皮の状態によって効果も左右されます。そこで、シャンプーで清潔にしてから使うと育毛剤の効果を高めることができます。

2.頭皮マッサージで成分が浸透しやすいようにする

育毛剤をつけたら、頭皮マッサージをして成分を浸透させ、さらに頭皮の血行を良くして育毛を促しましょう。ただし、育毛剤をつけてすぐにマッサージしてしまうと、育毛剤の成分をぬぐい取ってしまうので、1、2分置いてからにしましょう。

マッサージは頭皮をこするようにするのではなく、指の位置を少しずつずらしながら押すようにマッサージするのがポイントです。

3.食事からも髪に良い栄養を取る

育毛は育毛剤に頼り切りにするより、生活習慣を整えることで効果を高められます。特に、食事では髪の毛の成長に必要な栄養成分を積極的に摂るようにしましょう。

育毛には以下の栄養素が欠かせません。これらの栄養素をバランスよく摂るようにしましょう。

  • 「タンパク質」・・・髪の元になる
  • 「ビタミン」・・・髪と頭皮の調子を整える
  • 「ミネラル」・・・髪と頭皮の調子を整える

肉、魚、大豆製品など髪の元ととなるタンパク質を摂り入れましょう。また、野菜やレバー、魚介類など、髪と頭皮の状態を整えるビタミン・ミネラルも、バランスよく摂取して身体の内側からも髪に栄養を届けると良いでしょう。

育毛剤には副作用がある?対処法は?

育毛剤にはまれに副作用を起こす可能性があります。重篤に陥るような副作用の心配はほとんどありませんが、放置することはできません。副作用が起きてもパニックにならないよう、どのような副作用の可能性があるのか、また副作用が起きた時の正しい対処法について解説します。

頭皮のトラブルを起こす可能性がある

育毛剤は使用することでまれに頭皮トラブルを起こす可能性があります。育毛剤を使いだして、頭皮にかゆみ、かぶれ、フケなどの異常があった場合、育毛剤の副作用によるものの可能性があります。

副作用は肌が敏感な人に起こりやすいので、肌が弱めという人は使用前に皮膚科に相談すると良いでしょう。

トラブルが起きたらすぐ病院へ

もしも育毛剤を使用することで何らかの異常があれば、たとえ軽い症状でも放置せず、症状に合った診療所で診察を受けましょう。

診察を受ける際には、医者の判断基準になるので使用した育毛剤も持っていくようにしてください。

育毛剤は正しい使い方をすれば効果をしっかり発揮する

育毛剤は効果がないと言われることもありますが、その多くは使い方を間違っているためです。育毛剤は、自分の髪の状況を見極め、正しい使い方をすることできちんと効果を発揮させられます。

育毛剤は頭皮ケアシャンプーと合わせて使用したり、髪に良い栄養を含んだ食べ物を積極的に摂るなど、ポイントを押さえることでさらに効果を高めることができます。

髪が薄いとお悩みの方は、ぜひ今回の記事を参考に、育毛剤で健康な髪を取り戻してください。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。